家族割 vs 個別契約|どっちが得か年間費用を計算
家族で長年同じキャリアを使い続けてきて、「家族割があるから安いはず」とずっと思っていました。
でも、ふとした瞬間に気になって、実際に計算してみたら……正直、ちょっと衝撃でした。
結論から言うと、家族構成によって年間10〜20万円の差が出ます。
この記事では、自分の家族の請求書をもとに、「家族割を使い続けた場合」と「格安SIM(個別契約)に乗り換えた場合」を具体的な数字で比較してみました。
「自分の家族はどっちが得なのか」が数字でわかるように、2人・3人・4人家族ごとのシミュレーションを作っています。同じように気になっている方の参考になれば嬉しいです。
- 家族割の仕組みと「実際の割引額」
- 2人・3人・4人家族ごとの年間費用シミュレーション
- 家族割が得なケースと、個別契約が得なケース
家族割って、実際いくらお得なの?
「家族割があるから安い」というのは本当でしょうか?まず、家族割(かぞくわり)の仕組みをざっくり確認します。
家族割とは、家族で同じキャリアを複数契約すると、1回線あたりの料金が割引される仕組みのことです。
大手3キャリアの代表的な家族割は、以下のとおりです。
| キャリア | 割引の名前 | 割引額(3回線以上) |
|---|---|---|
| ドコモ | みんなドコモ割 | 月1,210円引き/回線 |
| ソフトバンク | 新みんな家族割 | 月1,210円引き/回線 |
| au | 家族割プラス | 月550〜1,100円引き/回線 |
※2026年4月時点のドコモ・ソフトバンク・au公式情報をもとに記載
たとえばドコモの場合、ドコモMAX(無制限プラン)の基本料金は月8,448円。3回線以上の契約があると、みんなドコモ割(家族で複数回線まとめると割引される制度)で月1,210円引きになります。
つまり、家族割のみを適用すると、1人あたり月7,238円です。
「あれ、割引されても7,000円超え?」と最初に計算して驚きました。家族割があるから当然安いと思っていたんですが……。
大手キャリアには「光セット割(おうち割光セット・ドコモ光セット割など)」という、自宅のネット回線と同じキャリアにまとめると安くなる割引も存在します。これをうまく使うと、月6,000円台まで下げることも可能です。
ただし今回は「スマホ代だけで純粋に比べたい」という方向けに、スマホ料金のみで比較します。
- 家族割は1回線あたり月550〜1,210円の割引
- ドコモMAX(無制限)は家族割のみで約7,238円/月/人
- 光セット割も組み合わせると約6,000円台まで下がる
家族構成別・年間費用シミュレーション
実際に「家族割で大手キャリアを続けた場合」と「家族全員で格安SIMに乗り換えた場合」を、家族構成ごとに計算しました。
・データ使用量:月20〜30GB
・通話:5〜10分以内かけ放題込み
・光回線との組み合わせは除く(スマホ代のみで比較)
・大手:ドコモMAX+みんなドコモ割(3回線以上)=月7,238円/人
・格安SIM:ahamo 30GBプラン=月2,970円/人(5分以内かけ放題込み)
・2026年4月時点の公式料金をもとに試算
①2人家族(夫婦)の場合
| 月額(2人分) | 年間費用 | |
|---|---|---|
| 大手キャリア(家族割あり) | 14,476円 | 約173,700円 |
| ahamo(格安SIM) | 5,940円 | 約71,300円 |
| 年間差額 | — | 約102,000円の節約 |
夫婦2人で大手を使い続けると年間約17万円。格安SIMに切り替えると年間約7万円。その差は約10万円です。10年で計算すると、約100万円の違い。
②3人家族(夫婦+子ども1人)の場合
| 月額(3人分) | 年間費用 | |
|---|---|---|
| 大手キャリア(家族割あり) | 21,714円 | 約260,600円 |
| ahamo(格安SIM) | 8,910円 | 約106,900円 |
| 年間差額 | — | 約153,600円の節約 |
子どもが1人加わるだけで差額は年間15万円超えに。子どもの回線も家族割だから安いと思っていたのが、大きな盲点でした。
「子ども1人いるだけで年間15万円の差って、正直びっくりしました。小中高と考えたら何十万円にもなりますね…」
③4人家族(夫婦+子ども2人)の場合
| 月額(4人分) | 年間費用 | |
|---|---|---|
| 大手キャリア(家族割あり) | 28,952円 | 約347,400円 |
| ahamo(格安SIM) | 11,880円 | 約142,600円 |
| 年間差額 | — | 約204,800円の節約 |
4人家族になると年間20万円の差。10年で200万円以上の違いになります。「家族割で十分お得なはず」と信じていた自分が、数字を出して初めて気づきました。
「4人家族で年間20万円の差。10年で200万円以上になります。「家族割があるから安心」という思い込みを疑ってみてよかったです。」
📊 家族構成別・年間費用まとめ表
| 家族構成 | 大手(家族割継続) | ahamo(格安SIM) | 年間差額 |
|---|---|---|---|
| 2人家族(夫婦) | 約173,700円 | 約71,300円 | 約102,000円 |
| 3人家族(夫婦+子1人) | 約260,600円 | 約106,900円 | 約153,600円 |
| 4人家族(夫婦+子2人) | 約347,400円 | 約142,600円 | 約204,800円 |
※2026年4月時点。ドコモMAX+みんなドコモ割(3回線以上)vs ahamo 30GBプランで試算。光回線セット割は除く。
「これは自分の家族で計算してみないと、絶対気づけなかった」と思いました。数字で見るって大事ですね。
ドコモユーザーのご家族なら、ahamoに変えるだけで年間約10〜20万円の節約になる計算です(家族構成による)。まず料金を確認してみてください。
- 2人家族で年間約10万円の差
- 3人家族で年間約15万円の差
- 4人家族では年間約20万円の差になる
それでも家族割が得なケース・個別契約が得なケース
数字だけ見ると「格安SIM一択」に見えますが、家族割が本当に得になるケースもあります。正直に比べてみます。
✅ 家族割(大手キャリア)が得なケース
① 光セット割を活用できる場合
自宅のネット回線も同じキャリアにまとめると「光セット割(おうち割光セット・ドコモ光セット割など)」が月さらに1,210円引き。格安SIMとの差が大きく縮まります。
② データ使用量が少ない(月1GB以下)の場合
従量制プランは使わない月は料金が下がります。ドコモMAXは1GB以下なら5,698円。そこから割引を引くと約4,488円になり、格安SIMとの差は縮小します。
③ ショップでの対面サポートが必要な場合
設定トラブルや機種変更の相談をお店で直接できる安心感は大手の強みです。
✅ 個別契約(格安SIM)が得なケース
① データを月20GB以上使う家族が多い場合
ahamo 30GBは月2,970円で5分以内かけ放題も込み。大手との差が最も大きくなるパターンです。
② 子どものスマホ回線を含む場合
家族の回線数が増えるほど格安SIMでの節約額も拡大。子どもが複数人いるご家庭ほど見直し効果が大きくなります。
③ 「なんとなく安いはず」ではなく、数字で判断したい方
実際の請求書を確認して計算することで、本当の答えが出ます。自分もそうして初めて気づきました。
「自分の使い方・家族構成・光回線の状況。この3つを整理するだけで、乗り換えの判断ができます。ぜひ一度、計算してみてください!」
家族で乗り換えるなら、店舗サポートがあるワイモバイルが心強い選択肢です。2回線目以降に家族割もあります。
auユーザーのご家族なら、UQモバイルへの乗り換えで家族全員のスマホ代が一気に下がります。
- 光回線セット割を活用できる場合は大手も選択肢
- データ使用量が多い家族ほど格安SIMが有利
- 「なんとなく」ではなく、自分の請求書で計算することが大事
見直しで失敗しないための注意点
格安SIMへの乗り換えを検討するとき、先に知っておきたい注意点があります。
❌ 家族全員を一斉に乗り換える必要はない
まず1人だけ試してみる方法もあります。データをよく使う方から先に乗り換えて様子を見るのがおすすめです。
❌ キャリアメールは使えなくなる
@docomo.ne.jp / @ezweb.ne.jp / @softbank.ne.jp などのキャリアメール(携帯会社が提供するメールアドレス)は、解約すると使えなくなります。Gmailなどのフリーメールに移行しておくと安心です。
❌ 端末の残債(分割払いの残り)を確認する
スマホを分割払いで購入している場合、乗り換え時に残りの代金が一括請求されることがあります。事前に確認しましょう。
❌ 通信品質は事前に調べておく
ahamo・ワイモバイル・UQモバイルはそれぞれ大手のネットワーク(ahamo=ドコモ、ワイモバイル=ソフトバンク、UQ=au)を使っているため、品質は大手とほぼ同水準です。ただしMVNO(仮想移動体通信事業者)と呼ばれる格安SIMは、昼や夕方に混雑することがあります。
- 一斉乗り換えは必須ではない。まず1人から試してOK
- キャリアメールの移行は乗り換え前に準備する
- 端末の残債は必ず事前に確認する
まとめ
「家族割があるから安いはず」という思い込みで、自分もずっと大手キャリアを使い続けていました。
でも実際に計算してみると、家族割あり・大手継続 vs 全員で格安SIM乗り換え、その差は年間10〜20万円以上でした。
自分の家族はどっちが得かは、最終的には使い方・家族構成・光回線の状況によって変わります。まず自分の請求書を確認して、今いくら払っているかを把握することが最初の一歩です。
「計算するのが面倒」と思っていても、一度やってみると思っていたより簡単です。気づいた今が、一番早いタイミングです。
まずは料金を確認するだけでも大丈夫です。乗り換えるかどうかは、公式サイトを見てから決めれば十分です。
さいごに
最後まで読んでいただきありがとうございます。自分も「家族割で安いから大丈夫」と思い込んでいた一人です。でも数字で出してみると、全然違う景色が見えました。
乗り換えを急ぐ必要はありません。「まず自分の請求書を確認してみる」「格安SIMの公式サイトで料金を見てみる」、この2ステップだけでも踏み出せたら、ぜひやってみてください。同じように家計を見直したい方の参考になれば嬉しいです。


